これから農家になられる方たち
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イチゴ農家を目指して。~森苑絵さんの場合
収穫を間近に控えたイチゴを片手に爽やかな笑顔を見せてくれたのは、イチゴ農家を目指し研修中の森さん。
平成29年4月から研修を開始し、伊達市内にある農業用の研修施設「就農支援研修センター」内のハウスでイチゴの栽培方法について学んでいます。
先生は、東日本大震災を機に宮城県亘理町から伊達市に移住したイチゴ農家さん達です。
今回、森さんに「農家を目指す理由」と「伊達市を選んだ理由」を伺いました。
●なぜ就農を希望したのですか?
もともとファーマーズマーケットが好きで、生産者の方と直接お話しができることに魅力を感じていました。
子育てを通して「食」の安心・安全に対する思いが強くなり、野菜ソムリエの勉強をするなど知識を深めていくにつれ、農業をライフワークにしたいという気持ちが強くなっていきました。
●伊達市を選んだ理由は?
転居する前から、伊達市には何回か訪問したことがあり、気候が温暖で野菜の種類が豊富なんだな、というイメージを持っていました。
畑仕事ができる市街地から離れた静かな場所で子育てや生活ができれば、と思っていたところに、夫の転勤も重なり、生まれ故郷にも似たこの街並みも相まって伊達に移住することを決めました。
研修先の就農支援研修センターでは、毎日イチゴ農家さんの下で、直接栽培技術を学べるということも大きかったです。
●「夢」は?
まずは、一人前のイチゴ農家になること。そして、余裕が出てきたら高糖度トマトやズッキーニなど様々な野菜の作付けにも挑戦してみたいです。ゆくゆくは、自分の畑で採れたイチゴや野菜を使ったファームレストランを開いて、生産者と消費者側との距離を縮めていけるようなお店づくりをしてみたいですね。
※森さんは1年間の研修期間を経て、平成30年4月1日に独立就農しました。